多年草・宿根草 多肉植物

ハナアロエ

  • 学名…Bulbine frutescens (L.) Willd.
  • 和名…ハナアロエ
  • 別名…ブルビネ・フルテッセンス
  • 科名…ツルボラン科
  • 属名…ブルビネ属
  • 原産国…南アフリカ
  • 花色…オレンジ、黄色
  • 草丈…30㎝~90㎝
  • 日照…日なた
  • 難易度…星
  • USDA Hardiness Zone:9 to 11

ハナアロエとは

ハナアロエ

ハナアロエは、南アフリカに分布するツルボラン科ブルビネ属の常緑多年草です。
分布域は南アフリカ・東ケープ州を中心に北ケープ州、西ケープ州に広がっており、日当たりの良い乾燥した谷などに自生しています。

「ハナアロエ」の和名を持ちますが、アロエの近縁種ではありません。
アロエのように多肉質な葉を持ち、観賞価値のある花を咲かせることから付いたと推察されます(※詳細は不明)。

属名であるブルビネおよび、学名ブルビネ・フルテッセンスの名前で流通することもあります。
ブルビネ属の植物は南アフリカを中心に約30種が分布していますが、一般的に流通しているのは本種のみとなっています。


ハナアロエの花期は4月~11月。
花期になると、葉の間から花茎を長く伸ばして花序を出し、小さな花を咲かせます。

▼ハナアロエの花序

ハナアロエの花序

花は花径1.5㎝程度の6弁花で、星形に開きます。

▼ハナアロエの花

ハナアロエの花

雄しべは6個、雌しべは1個。
雄しべの花糸には細かい毛が密生しています。

▼ハナアロエの雄しべの様子

ハナアロエの雄しべと雌しべ

花は一日花ですが長い花期の間、次々と開花します。
花色はオレンジ色~黄色。
オレンジ花の選抜品種であるホールマーク(Bulbine frutescens ‘Hallmark’)がよく流通しています。

▼ハナアロエの花

ハナアロエの花

果実は小さな丸い蒴果(さくか)。
中に黒い種子が入っており、風で飛散します。

※蒴果(さくか)…乾燥して裂開し、種子を放出する果実のこと。
複数の心皮からなり、熟すと心皮と同数に裂ける。アサガオ、ホウセンカ、カタバミなどに見られる。


葉は長さ15㎝程度の肉質な線形です。

▼ハナアロエの葉

ハナアロエの葉の様子

暑さ、乾燥に強く、強健な性質で生育旺盛な植物です。
真夏になると花付きは多少減りますが、長い花期の間、次々と花を咲かせます。
多湿にはやや弱い性質で、長雨が続くと蒸れから株が傷んでしまうことがあります。

よく似た名前の植物にブルビネラがありますが別属の植物です。

ハナアロエの育て方

ブルビネ・フルテスケンス(ハナアロエ)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
過湿な環境を嫌うので、風通しも良いと最適です。

冬越し

耐寒温度は-6.6℃~3.9℃です。

関東以西の平地では、戸外での冬越しが可能ですが、霜や強い寒さに当たると葉が傷んでしまいます。
鉢植えの場合は軒下に移動して下さい。
庭植えの場合は、株元を腐葉土や敷き藁でマルチングし、霜よけを設置します。
寒冷地では鉢植えにして室内に取り込んで下さい。

ちなみに筆者宅(最低気温-3℃、積雪無し)では、対策無しで庭で冬越しています。
寒さと霜で葉が少し傷みますが、枯れることなく冬を越しています。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土がしっかりと乾いてからたっぷりと。
葉に張りが無くなる前に水やりをするようにして下さい。

乾燥気味の環境を好む植物です。
過湿にすると根腐れの原因になるので注意して下さい。

肥料

春と秋に、少量の緩効性化成肥料を置き肥します。
多肥にする必要はありません。

植え付け、植え替え

適期は4月~5月、9月中旬~10月中旬です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土を使います。

植え替え

根詰まりを起こすと蒸れやすく、また、地下茎が伸び上がって見栄えも悪くなります。
鉢植えの場合は2年に一度、株分けを兼ねて植え替えを行います。

庭植えの場合は特に必要ありませんが、増えすぎているようなら株分けを行います。

花がら摘み

花が終わった花茎は、根元から切り取って下さい。

増やし方(株分け)

株分けで増やすことが出来ます。

株分け

適期は4月~5月、9月中旬~10月中旬の植え替え時です。
掘り上げた株をハサミなどで切り分けて植え付けます。

病気、害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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